ウミネコとカモメの違いや見分け方を解説！違いを知って海辺へ行こう！
ウミネコとカモメはよく似た動物ですが、違いは主に3つあります。
その3つというのが、見た目、鳴き声、生態です。
それでは1つずつ見ていきましょう！
まず、1つ目の見た目の違いについて、
最もわかりやすいのがくちばしです。
カモメのくちばしが黄色一色なのに対して、
ウミネコのくちばしの先端には黒と赤が入っています。
また、目にも違いがあります。
カモメは黒目がちでつぶらな目をしていますが、
ウミネコの目には赤い縁取りがあり、
目の色は黄色です。
瞳が小さいので鋭い目つきにも見えます。
さらに、尾羽の色も違います。
カモメの尾羽は真っ白ですが、
ウミネコの尾羽には黒い模様があります。
空を飛んでいる姿から判別するときには、
尾羽に注目してみてはいかがでしょう。
次に、2つ目の鳴き声の違いについてです。
カモメは高い声で「クゥークゥー」と鳴きますが、
ウミネコは低めの声で「ミャー、ミャー」と鳴きます。
声の高さがかなり違うので、
鳴き声での判別も難しくはなさそうです。
最後に、3つ目の生態の違いをご紹介します。
両者の大きな違いはここにあるともされており、
簡単に言うとカモメが「渡り鳥」であるのに対して、
なのでカモメは秋や冬の間であれば日本でも見られますが、
カモメはそこで夏を過ごし、繁殖をしています。
一方ウミネコは、1年間ずっと同じ場所で過ごします。
なので日本では年間を通して見られますが、
季節によっては国内の別の場所へ移動することもあるそうです。
ちなみに、この特徴を持つ鳥は「漂鳥」と言います。
渡り鳥と漂鳥、どちらの特徴ももっているのが
ウミネコということになりますね！
ウミネコは鳥なのになぜ猫というの？ミャーミャー鳴くってホント？
ウミネコに「ネコ」という名前がついている理由は、
ズバリその鳴き声にあります。
先ほど、ウミネコの鳴き声は
「ミャー、ミャー」だと書きましたが、
これ、猫の鳴き声に似ていませんか？
お気づきかもしれませんが、
「ウミネコ」という名前がつけられた理由は、
猫と鳴き声が似ているからです。
ただ、実際に鳴き声を聞いてもらうと、
思ったより猫に似ていないと感じるかもしれません。
ウミネコは低めの太い声で鳴くので、
愛くるしい猫の鳴き声とはまた違う響きがあります。
とはいえ、高い声で鳴くこともありますよ。
普段より少し高音の、細い声で鳴いたときに
猫らしさを感じるのかもしれませんね。
ウミネコの生息地はどのあたり？どこに行けば見ることができるの？
ウミネコは太平洋の西部に生息しています。
具体的には、日本やロシア南東部、
台湾や朝鮮半島などで見られます。
日本国内にも広く分布しており、
北は北海道から南は九州まで、
海辺に行けば高い確率で会うことができますよ！
ウミネコの繁殖地として
国の天然記念物に指定されています。
群れで動いていることが多いので、
漁港や干潟では魚などのエサを狙っている
多くのウミネコを見られるかもしれませんね。
秋から冬にかけてはカモメも飛来しているので、
見た目や鳴き声の違いを比べてみるのも
面白いんじゃないでしょうか？
まとめ
カモメとウミネコは同じ種類に分類されますが、
比べてみると違いも多いことがわかります。
特に外見上ではくちばしの色がはっきりと異なるので、
遠目からでも見分けがつきそうですね。
また、鳴き声の違いもわかりやすいです。
カモメのいない夏に水辺で「ミャーミャー」と聞こえたら、
それはウミネコの鳴き声だと考えても良さそうですね。
ウミネコは日本近辺で繁殖する鳥であり、
1年を通して全国で見られる可能性が高いです。
ドライブがてら砂浜などに行ってみれば、
もしかしたらあなたも会えるかも？
見かけた際には一度じっくり観察してみると、
新しい発見ができそうです。
エサを食べている様子や、ヒナの姿を見てみるのも楽しそうですね。
集団で水辺にいることが多いようなので、
海や砂浜を訪れた際には、ぜひ探してみてくださいね！
